そもそも総量規制ってなんなの?

とにかく急いでお金を借りたいんだ!
自分に関係ないなら、総量規制について詳しく知る必要なんてないから!
という方のためにザックリ説明するとこんな感じです!

年収の3分の1を超える貸付けをしてはいけないという規制

総量規制の対象は消費者金融で銀行カードローンは対象外


総量規制についてもっと詳しく知りたい方はここをCHECK!

総量規制ができた理由


借り入れできる金額に制限をかける総量規制。
いっけん、お金を借りる側にデメリットがあるように見えますが、、
じつは総量規制はお金を借りる人を守るためにできた法律なんです。


総量規制が施行される平成22年以前は、所得に関係なくお金を借りることができたため、
借りすぎによる自己破産や多重債務を苦にした自殺が非常に多かったんです。
平成18年前後は5件以上から借り入れしている多重債務者が全国に200万人以上いたとされています。


そのような事態に陥るのを防ぐためにできたのが総量規制で、


『貸金業者は年収の3分の1を超える貸付をしてはいけない』


と貸金業法により定められることになったんです。


貸金業者ってなに?


その名のとおりお金を貸す業務を行う業者のことです。
貸金業をするには、財務局または都道府県に登録する必要があります。
プロミス・アコム・アイフルなどの消費者金融、
オリコカード・セゾンカードなどのクレジットカード会社
アプラス・セディナなどの信販会社
これらは貸金業者となり、総量規制の対象となります。


同じようにお金を貸す業務を行うのですが、
銀行・信用金庫・信用組合などは、貸金業者ではないので、
総量規制の対象外となります。


住宅ローンやマイカーローンも総量規制の対象になる?


あれ?車を買うときにオリコで200万円のローンを組むのに、、年収300万で申込みをしたけど通ったよ?
オリコは総量規制の対象じゃないの?
このような疑問を持った方も多いのでは。


総量規制は先ほどもお伝えしましたが、あくまで消費者を守るための規制です。
住宅購入や車の購入などの目的があっての借り入れ、
借り入れ後は返済するのみとなっているローン、
クレジットカードで買い物するときに利用するショッピング枠、
これらは総量規制の対象から除外されます。


対象となるのは、消費者金融のキャッシングやクレジットカードのキャッシング枠のように
あらかじめ借り入れできる限度額が決められ、その範囲内で自由に借り入れ・返済ができるローンです。


総量規制の対象から除外されるローン一覧

  • 住宅ローン
  • マイカーローン
  • 高額医療費の借り入れ
  • 不動産・株券など担保がある場合の借り入れ
  • クレジットカードのショッピング枠
  • 銀行・信用金庫からの借り入れ

『除外』ではなく『例外』とされるもの!おまとめローンは総量規制の対象外!

  • 急病や事故など緊急時の医療費のための借り入れ
  • 貸金業者が配偶者貸付を行っている場合
  • おまとめローン・借り換えローンなど明らかに顧客が有利な借り入れ

おまとめローンは多重債務になってしまった支払いを1つにまとめられ、
さらに金利が低くなる可能性が高く、貸金業法で
顧客に一方的に有利と認められているので、総量規制の対象外となります。


年収を証明する書類を必ず提出しないといけない


総量規制の対象となる消費者金融は貸金業法により
顧客の収入を正確に確認することが義務付けられているので、


50万円以上の融資をする場合

貸金業者からの借り入れ総額が100万円を超える場合

収入証明書の提出が必要になります。
収入証明書は

  • 源泉徴収票
  • 給与明細
  • 確定申告書
  • 納税証明書

これらの最新のものを提出することになります。


銀行カードローンの場合は各金融機関により、収入証明書の提出が必要な金額が異なります。
次の表を参考にしてみてください。

銀行名

収入証明書の提出が必要となる借入限度額

三菱東京UFJ銀行カードローン バンクイック

100万円

三井住友銀行カードローン

300万円

新生銀行カードローン レイク

100万円

みずほ銀行カードローン

200万円


銀行カードローンだと100万円以上の借り入れでも収入証明書不要な場合が多いです。


総量規制を避けるためのウソは絶対NGです!


本当はすでに消費者金融で借り入れしているのに、他社借入をしてないことにする。


バレないだろ!ってつい軽い気持ちでやってしまいがちですが、
申し込み時にウソの申告をすると逆効果です。
ほぼ間違いなくバレます。。
ウソをつく人にお金を貸すことなんてできないですよね。
全ての項目を正直に正確に記載しましょう。


ん?業者は他社での借り入れ額まで分かるの?
そんなの個人情報の漏洩じゃん!
って思う方もいらっしゃいますよね?


実は、あらゆるローンの申し込み時に
私たちは指定信用情報機関への借入情報の登録、開示を同意して認めているんです。
携帯電話の分割払いや、クレジットカードの利用なんかも登録されています。


指定信用情報機関は

  • CIC
  • 日本信用情報機構(JICC)
  • 全国銀行個人信用センター

この3つがあり、貸金業務を行う金融機関は必ずいずれかに加盟していて、
顧客の借り入れ状況を知ることができます。


現在の借り入れ金額以外に、返済に遅れがないか、債務整理をしていないか、
というような情報も必ず知られます。


他社での借り入れがあるから審査を通らない!というようなことはなく、
借りたお金を毎月確実に返済していれば、それだけ信用ができる人と判断されます。
あくまで、収入と借入金額のバランスがとれていることが条件にはなりますが、
審査にプラスの判断材料となることもあります。


総量規制のまとめ


年収の3分の1を超える貸付けをしてはいけないという規制


総量規制の対象は消費者金融で銀行カードローンは対象外

住宅ローンやマイカーローンは総量規制の対象外

すでに他社借り入れがあるなら銀行カードローン

総量規制。規制っていう響きはどうしてもなにかしらデメリットがあるように聞こえてしまいますが、
この法律はお金を借りすぎて、逆に生活が困窮してしまうような事態になるのを防ぐためにできたものです。


つまり、お金を借りるときは自身の収入に見合った、
余裕をもった返済ができる金額までにしましょうね!ということです。


総量規制を回避して年収の1/3以上のお金を借りる裏ワザ


最後に、総量規制を回避して年収に見合わない借り入れをした男の話を紹介しておきます。


私は彼の話を聞いて、総量規制って大事だな!って思いました。


私の友人のA君の過去のキャッシング利用のお話しです。
A君は年収250万円。
他社での借り入れナシ。初めてのキャッシング。
いろいろ訳アリでどうしても3日以内に150万円必要。
銀行ですぐに150万円なんて大金を借りるのは難しい。。
消費者金融は総量規制の対象で年収の3分の1しか借りられないから、
A君の年収だと借りれても80万円。。
A君に150万円貸してくれと相談されましたが、そんな大金、私は持っていません。


切羽つまったA君、インターネットで「キャッシング 裏ワザ」ってメチャクチャ調べてました。
で、次の日A君から電話。
「150万円借りれたよ!」と。
まさか。。闇金で借りたのか?と心配になりましたが、
どうやらそうではなく、P社A社L社の大手消費者金融で借りたとのこと。


A君がインターネットで見つけた裏ワザは、
キャッシングの申し込みから契約、借入までを1日のうちに3社で完了させるというものでした。


借り入れしたという情報はすぐに指定信用情報機関に登録されるわけではないようです。


無事150万円を借りたA君ですが、結局返済が滞るようになってしまい、
最終的には両親に頭を下げて借金を肩代わりしてもらいました。。


両親が肩代わりしてくれていなければ、A君は多重債務者となり、
自己破産や債務整理をすることになっていたと思います。


このような事態を防ぐためにできたのが総量規制です。


偽りの情報でお金を借りることはやはりオススメできません!


申込時には、必ずウソ偽りなく正確な情報を記入するようにしましょう。